当然といえば当然ですが、ちゃんと京ぽんでダイヤルアップ接続ができました。
ところが、なんとSL-C3000に付いたUSBポートにケーブルだけで京ぽんを接続し、これでちゃんとダイヤルアップ接続ができちゃうんですね。
必要なのは、moroさんが作成・配布されているAH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュールと、京ぽんとSL-C3000を接続するためのUSBホストケーブルです。
このUSBホストケーブルには、ポケットシステムズ PocketGamesのPocket USBホストケーブルがありますが、もう1本、アールエスコンポーネンツのRSオンラインで購入できる「437-0117」という型番のケーブルでもだいじょうぶでした(※ちょっと動作が不安定です)。
でも、ちょっと設定は面倒です。moroさんのモジュールは「自己責任利用」ですので、たとえSL-C3000の動作がおかしくなってしまうようなことがあっても、moroさんにもここにも文句は言わないでくださいね。
moroさんのダウンロードファイルから、「AH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュール acm-AH-K3001V-2.4.20.tar.gz」をダウンロードします。ダウンロードしたら、ファイルを解凍。解凍すると、いっぱいサブフォルダの階層を下がって、はじめてacm-AH-K3001V.oファイルに行き着きますが、これがSL-C3000のなかのファイルの場所にもなってるんですよ。
ま、とりあえずファイルを解凍すると、/lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb/acm-AH-K3001V.o という階層にファイルが出現しますから、これをSL-C3000の同じ場所、つまり /lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb/ のなかにコピーしちゃいます。コピーするときは、root権限でするか、あとでファイルの所有者をrootに変更しておくといいでしょう。
ところで、京ぽんをUSBホストケーブルなどを使ってSL-C3000に接続し、設定画面の「システム情報」を起動して「デバイス」タブ画面で「USB」を見ると、次のようになっています。

ファイルをコピーしたところで、京ぽんを接続する前にターミナルを起動し、suでrootになって、次のおまじないを指定します。
bash-2.05$ su
# depmod -a
# modprobe acm-AH-K3001V
エラーが出なければ、これでOKです。エラーが出るようなら、たぶんコピーしたファイルの所有者がrootじゃないためですから、Tree!ExplorerQTなどを使って所有者を変更して、もう一度やってみるといいでしょう。
エラーが出なければ、そのまま次のコマンドを入力します。
# lsmod

次にデバイスを作成します。
# mknod /dev/ttyACM0 c 166 0
やはりエラーが出なければOKです。これでターミナルは終了してかまいません。
今度は、ダイヤルアップの設定です。これは設定画面の「ネットワーク設定」を起動します。ネットワーク設定を起動したら、「ダイヤルアップ接続」を指定し、「追加」ボタンをタッチ。ダイヤルアップ接続の種類の選択画面に変わりますから、「PPPダイヤルアップ接続[赤外線]」を指定し、[選択]ボタンを押します。

これで京ぽん用のダイヤルアップ接続の設定が作成できました。作成すると、タスクバーに地球アイコンが出現します。
このダイヤルアップ接続は、赤外線として設定しましたが、これを先に作成したデバイスに変更します。
ZEditor(ルート権限で実行するに設定しておくこと)を起動し、次のファイルを開きます。
/etc/ppp/peers/IRDAxxxxxxx
ファイル名は、「IRDA」に続けて数字が入っています。このファイルを開き、2行目にデバイス名を追加します。
(元)115200
(後)/dev/ttyACM0 115200
書き換えたら、ファイルを保存して終了。これでSL-C3000にUSBホストケーブルで接続した京ぽんで、ダイヤルアップ接続ができるはずです。
京ぽんを接続し、タスクバーの地球アイコンをタッチ。「接続」をタッチすると、ダイヤルアップが開始されます。
ちなみに、ここまでの設定がちゃんとできていると、「システム情報」の「デバイス」タブ画面のUSBでは、ちゃんと「Modem driver for Kyocera PS」と表示されています。

USBホスト機能についても、面白い話がいくつも出てきたのですが、ちょっと公表はできないな。でも、ユーザーの状況や要望を取り入れながら、いろいろと進化しているようです。
USB2.0ですが、クライアント、ホストともども2.0ならベストですね。USBホストについては、非公式ながらハードディスク内にいくつかのモジュールが見られますから、当然ながら開発でもそれなりのものを作ろうとしているのは想像できます。
ただ、やはりメーカーですから、対応するUSB機器をそれなりに揃えたり、あるいはサポートしなくちゃならないでしょう。これがたぶんネックになってると思います。
いっそのこと、これとこれは正式対応、なんて感じで製品を指定してくれたり、モジュールを出してくれると、ユーザーとしてももっと利用できるんですが、それも難しいのかな。
つい最近、4xサービスに対応したと言うことで、京ぽんからJ3003Sへ乗り換えました。
(C3000でブラウジングは事足りるので電話側でのフルブラウザよりもモデム速度優先ってことで(^_^;)
J3003Sは標準のacmドライバで問題ありませんでしたその他の手順はまたこちらのページを参考させていただきました。重ねて、ありがとうございましたm(_ _)m
いままでP-inを使っていたのでいつでも解約できるようになりました。
大変ありがとうございました。
C3000持ちになりまして。
hotoさんとこのシンボリックリンクとともに
参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
ドライバは特に追加の必要もなく認識しますので、それ以外の作業はこちらを参考に設定をおこなえば問題ないようです。
USBホストケーブルはすぐに手に入らない状況でしたので手持ちのケーブルを改造して(といってもミニBの4ピンと5ピンをショートさせただけなのですが)製作したものを使用しています。
どうもありがとうございました。
ミニBでなくてミニAでした。
AH-K3001Vを接続した際には「データ通信OK」の表示が出るので、USB機器として認識はされているようですが、通信を開始しようとした時にはAH-K3001Vには何の反応もないので、モデム初期化コマンドすら送られているかどうか怪しい状況です。
このような状況に陥った方、いらっしゃいませんでしょうか?
何とか安定して接続できるようにしたいので、どなたか疑うべきポイント、確認すべきポイント等がわかる方、教えて頂けないでしょうか?
ちなみに使用ケーブルはシグマリオン用ホストケーブル+SL-C3000に付属のUSBケーブルで、シグマリオン側をSL-C3000に接続しています。AH-K3001V、SL-C3000付属のUSBケーブルはいずれも別のものと交換してみたのですが、症状は同じです。
よろしくお願いいたします。
早速ROMをバージョンアップしてみたところ、事態は改善したようで、今、直ったSL-C3000でこのコメントを書いています。
とても快適でスッキリです!
こんなに早く解決できてとても助かりました。
本当にどうもありがとうございました。
このページを管理されている方、申し訳ありません、このコメントと一緒に余計な書き込みを消去お願いいたします。どうもスイマセン。
通信できるようになって、何よりです。
(重複コメントは削除しておきました)
K_Tさんがこのページの管理をされているのですね。
どうもありがとうございました。
お礼ついでに今後同様の試みをされる方に情報二つ。
1.シグマリオン用ホストケーブルの代わりにGreen HouseのGH-USBK5コネクタ+SL-C3000付属ケーブルの組み合わせではコネクタの形は合いますが、接続はできませんでした。「ホストケーブル」とは結線が違うのでしょうかね?
2.SL-C3000の電源を入れたままAH-K3001Vを接続すると設定が壊れてしまうようです。接続の際は必ずSL-C3000の電源を切りましょう(万一設定を壊してもこのページに書かれている設定作業をやり直せば復活しますが・・・)。
C3000+USBケーブル(自作)+K3001Vで,K3001V用自己責任モジュールを使って,とりあえずネットにはつながるのですが,32Kパケットで通信が異様に遅い(Webページ読み込み途中で止まる感じ)という状態に悩まされてます。いろいろ試したところ,PIAFS64K/32Kではきちんと速度が出るのですが,パケットにすると上記の読み込みが途中で止まったりします。また最初のユーザー認証も少し長いようです(パケットで30秒,PIAFSなら6秒くらい)。IRDAXXXXのファイルをいじり,MTU/MRU値を1500にしたりすると少しは状態改善されるのですが,依然重いページでは読み込みが止まってしまうような状況です。このままではパケ放題サービスが利用できないので困ったなと思ってるのですが,このような現象は出てませんでしょうか。何か原因がわかるようでしたら教えてもらえませんか。
こちらのHPを参考に接続設定をさせていただいています。
設定自体はエラーもなく終わりましたが、
通信が出来ないというか、システム情報の所で、
USB OHCI Root Hub と言う項目が出ずに
もちろん # Modem driver for Kyocera PS
の項目も出ません。
色々調べてみたのですが、全く解りませんでした。
PC〜SL-C3000 のデータのやり取りや、
京ぽん〜SL-C3000 のデータのやり取りは出来ます。
なぜ、USBの所が何も表示されないのでしょうか?
(USBとだけは表示されてて、左側は+も−も表示されません)
詳しい方教えていただけますでしょうか?
場違いなら申し訳ありません。
宜しくお願いします。
ダイヤルアップ設定の中のプロキシーの設定と初期化の設定はどのようにされましたでしょうか?
それ以外の作業はなにをする必要がありますでしょうか?
システムについてはまったくの素人でして、なにをどうすればよいのかさっぱりわかりません。
よろしくお願いいたします。